通勤で気軽に読めそうな本として選択。ザ・ゴールと同様に物語調に話が進むので気軽に読めた。
「これを読めばソフトウェア開発を成功に導ける」というような具体的なHowTo本というよりは、プロジェクトを進行するに当たってのNG行動や気持ちのあり方を述べている。
全体的に意外性のある項目は少なく「そうだよね」ってことが書いてある印象。
ただ、時々思い切った断言をする箇所があるようにも感じた。
例えば正しい管理の4つの本質として、以下の項目を挙げている。
- 適切な人材を雇用する
- その人材を適所に当てはめる
- 人々の士気を保つ
- チームの結束を強め、維持する。
- (それ以外のことは全部管理ごっこ)
「それ以外のことは全部管理ごっこ」という記述を見たときに、「思い切ったな…そうなのかな…そうなのかも…?」という感覚になった。
また、会議で重要でない人物が出席しなくて良いように、「議事予定表を発行し、それに厳密に従うこと」というのはそのとおりだと思いつつ、今の自分は全く実践できていない。
今の自分だと、会議という同期的にコミュニケーションできるタイミングで、(もし時間が余ったら)せっかくなら会議のテーマ以外でも話しておきたいことがないか聞いてしまっている。 より大規模なプロジェクトやチームなら不必要な会議を減らすためにこの本のようなことをするのは重要そうだ。
Amazonのレビューを見ると「ピープルウェアの補足として」と書かれていたりするのでピープルウェアも読んで見る。眺めた感じ電車の中でサクサク読めそうだ。